◇◇2022年9月 ◇◇脳梗塞の症状 その他編◇◇
手、足、しゃべりは、病院でもリハビリをしてくれるし、分かりやすいけれど、本当にやっかいなのは、その3つ以外の症状です。入院期間中は不便に感じなくても、いろいろと症状はでるものです。人それぞれで違っているから、なおさら厄介です。退院してから、すぐに車の運転をしたがる方が多いけれど、目に見えない形でいろいろと症状が出て、それは退院して日々生活の中で気づくことです。だから、車の運転に支障のある症状が出る場合には、危険なケースもあるようです。
私のケースを説明します。
〇パソコンのキー操作
20年位仕事でパソコンを使って仕事をしていましたので、キーの位置は覚えて、かなり早かったです。それが全く覚えていませんでした。何度も、何度も、探しながら、文章を打つという作業を未だに繰り返しています。以前と比較し、少しずつ、早くはなっていますが、そのスピードは異常に遅いと感じます。スマホでも同じです。
頭の中で、「ここで記憶していた筈なのに、あれっ、ない」と混乱しているような感じがします。あるいは、記憶にも「痙縮」と似た「ブレーキ」がかかった状態かもしれません。
まあ、焦らずに少しずつと思っています。
〇誤字・脱字
手書きで文章を書くとき、やたらと誤字・脱字が増えました。5から10文字に一つ位の誤字・脱字があります。最初の1年は、毎日、日記をつけて確かめていました。体温や血圧も記録してました。少しずつ改善されるようです。改善のスピードも普通といった感じです。
それと、毛筆で書く趣味があり、心を落ち着かせ、ゆっくり書くと誤字・脱字が減っていくので、一年前に毎日、便箋5~6枚は毛筆で書いていました。
左手が上手く使えず、思ったようには書けませんでしたが、少しづつ改善されていきました。今は、それほど気にならなくなりました。
〇味覚
味覚については、対処法が分からないので、一番厄介かもしれません。主に、辛味の感覚がないようです。年に2~3回、好きだったカレー屋さんに確かめに行きます。でも、美味しい感覚は未だにないです。店の味が変わったのかもと2件の店に定期的に行っています。
まがりなりにも、飲食店をやっているので、致命的ではあります。
私なりに、美味しいと思ったものをランチなどで安く提供するのも楽しくて、やってきましたが、今は、無理のようです。
したがって、左手の麻痺の影響もあり、提供するメニーは、食べ物はBBQのみにしました。
基本は、敷地の柑橘と塩で食べて貰っています。補助的には市販の焼き肉のたれを買っています。まぁ、これ以上のことは望んでいません。
〇体幹
脳梗塞をしてから、歩きながら振り返えると、バランスを崩し、こけそうになるなど、体幹の弱さは歴然と感じました。毎日、ジムで上半身をひねる運動を20分から30分やっています。最近、少し改善されたかなぁと感じています。