2022年10月 ◇◇でも正直怖いです◇◇

 

 昨年、燃料のガソリンが盗まれるという盗難事件が続けてありました。盗まれた翌週は、大きな柱の陰に隠しましたが、また盗まれました。敷地をくまなく探したと想定できます。保管場所を鍵のかかる場所にしてからは、大丈夫でした。

 

 私は、中のガソリンだけ盗み、缶はそのままだったので、最悪、「京都アニメーション事件」のことを想像し、警察に相談しましたが、警察は考えすぎとのニュアンスでしたので、被害届は出さないこととしました。

 

 この春は、「お前、嘘を教えたじゃろ」とバーベキューのデッキに人が入ってきました。どうも、道に迷い、パニックになったようでした。その時は、お客様がいましたが、一人で対応するのは、余りにこわいと感じました。

 

 元の地主さんも「怖いから」と日帰りで宇品に帰りますが、私も最近「怖い」と感じるようになりました。

 

 いろいろと、ブームになると、都会の人が遊びにきて、中にはゴミを捨てて帰る人もいます。道もいわゆる里道で、島の住民が自主的に管理する道です。柵を作るまでは敷地に平気で人が入ってきて困惑しました。どんな人が来るかは見当もつきません。恐らくガソリンを盗んだ人も含まれていると思います。気軽に話しかける方もいますが、私は、怖くて、正直、話できないです。 

 

 来年のサミットでも、「事前に、この島に潜み、ドローンでデロを」というパターンを想定して警備を強化するようです。

 

 普通に、たまには島の自然を楽しみたいだけなのは分かります。ただ、そこに持ち込むのは都会人本位の常識です。島民にとってはメリットは何もないことで、価値観も異なります。島民が管理する道を通って、自分達の欲求を満たしているだけです。正直、そっとしておいて欲しいというのが本音です。