30年勤めた仕事を辞めてから、置時計などで「もぐらK」と名乗って歌っていましたので、「もぐら」さんとか「けい」さんとか呼ばれています。

かつて、小椋佳さんが銀行を退職して音楽に専念した時のことも意識していました。

 

今回、このライブハウスを「土龍(もぐら)」と名づけたのは・・・

自分を含めて、音楽をする人や聴く人も、現代の生活スタイルそのものも、モグラのように自然の光が差し込むことのない防音設備の整った閉鎖的な空間に閉じこもり、外の世界から攻められないようにしっかりガードして安心感のある場所に留まっている・・・そんな感覚があって・・・

「もぐらだって・・・」って歌のように、それでも「生きているんだ。友達なんだ」と土の穴から太陽の光が差し込む外の世界を覗き込み、勇気を出して飛び出したい・・・

そして、誰かが竜になって空を舞い上がって欲しい・・・そんな想いを込めてのネーミングです。

「もぐら」で変換キーを押すと「土竜」と出たので、そうしようかと思った次第です。

もう一つ、クラゲ(海月)もいいなと思っていましたが、強い意志を持ちたいと思い、結局「モグラ」にしました。

 

私は、「生まれ変わ り」とか「人の死んだあとの魂」とか信じる方で、そういう世界の存在がないと説明できないことが多々あると感じています。例えば「ミジンコ」にだって、 その意志はあって、生物の数からいって、「人間が人間に生まれ変わる」と考えることは人間のエゴで・・・

私は、エビに対する異常な愛着があり、日頃は猫背 で、驚くとすぐにエビぞってしまうので、エビの生まれ変わりだと、前世は「片岡海老反り」だったので・・・。