写真は、マーチンギターです。左から1968年D-28、1969年D-35、2000年D-45Vです。もう一本、大学時代に買って、35年程弾いている70年代D-28があります。

学生時代にコンサートなどで聴いたマーチンD-45とオベーションスーパーアダマスの音への憧れが強くて、30年以上経ってもその想いは消えず、50代になって、資金的に余裕ができたので、当時の夢を叶えようと・・・とにかく昭和の大横綱大鵬級のギター・・・そうハカランダのD-45を買うぞと・・・置時計で盛り上がりまして、ある日、私のアコギ師匠キタイさん達とキタイ満々で、東京にギターを見に行きました。でも、どんなに安くても最低200万円で、弾いてみると「あれ?こんなもん?」って感じで・・・思い入れが強すぎたのか、正直がっかりしました。弾き込んだ印象はなかったので、成金趣味のコレクターアイテムなんだと実感しました。それで、いろいろと試奏していて、D-28のハカランダと新し目のD-45の2本買っても、半値+αで一粒で二度美味しい一石二鳥だと安易に妥協しまして、結局その日に、左の1968年D-28と右の2000年D-45Vを買いました。

確かに弾いてみると、これがハカランダの音だと実感できますし、D-45はキラキラした東の横綱の音がします。

ハカランダ材を使用したギターは比較的高価で、楽器屋で試奏する機会も少ないと思いますし、D-28、D-35、D-45を弾き比べるとタイプの違いがよく分かるので、好きな人には是非弾いて欲しいギターです。