島内環境・特徴

 この場所をみて、自分のイメージにぴったりで、何か新しいことができる予感があり、なんとしても欲しいと思いました。それで、コツコツと貯めてきたお金を思い切って使ったので、ここには、私の覚悟も思い入れもあります。

 ただ、冷静に考えて、いいところもあり、また、不便なところなどもそれなりにあります。だから、この場所の悪い側面も理解して、この場所を受け入れてくれる人達に来ていただきたいと思います。

 

《よいところ》

① 通常、楽器の演奏等は、騒音防止のため、防音設備を施した室内空間で行なうものですが、ここでは近くに民家がないので、通常のライブハウス程度の音量でしたら、屋内・屋外、昼・夜を問わず、防音設備なしで生演奏を楽しむことができます。音楽をやっていて難聴になる方が多いようですが、適度に音が抜けてくれると耳への負担も少ないかと思います。 

② 市内の宇品地区からだと最短30分(桟橋まで徒歩・チャリ・広電で10分+乗船10分+島内徒歩10分)で、公共交通機関(広電)が使え、定期船も1日12往復と比較的アクセスは良好です。 

③ 敷地は広く(約800坪の平坦地)、直接砂浜に面し、西向きなので海側に夕陽が沈み、島全体が豊かな緑に覆われているなど、自然派のロケーションに恵まれています

 ⇒ 自然豊かな島のロケーションと一体化した環境でライブを楽しむことができます。また、敷地内で野菜・果樹栽培を行い、栽培した野菜等を楽しんで頂けます。

④ 下水道は未整備ですが、上水道、電気、ガス(プロパン)は整備され、トイレも綺麗にしています。

 

《わるいところ》

① 来島アクセスは、基本、公共交通機関利用(広電等+定期船)+徒歩となりますので、車移動に慣れ親しんだ方は不便さを感じると思います。楽器、機材等の搬入も手で運ぶこととなりますので、かなり不便です。

 ⇒ 小さな島ですから車が使えないという不便さは覚悟の上で、それも休日の楽しみ方の一つだと考え、お酒もたしなみながら、半日くらい、この島でゆっくり過ごしたいという方に来島していただきたいと思います。

② 定期便の最終が夜の8:20ですから、島に滞在できる時間帯が限られ、夜型タイプの方には不向きかと思われます。

 ⇒ この島には、休日昼間に来島していただき、「夕陽が沈むのを見届けたら帰る」という人間本来の姿で島内環境を楽しんでいただきたいと思います。 

③ 自然そのままの島ですから、蜂、ムカデなどの危険な虫もいます。ヘビ(毒蛇はいません)、タヌキ、猪なども住んでいます。薮蚊も沢山飛んできます。都会暮らしに慣れた方、虫嫌いの方にはやや辛い環境かと思います。

 ⇒ 昆虫や小動物の住処に、後から人間が入っていくのですから、それなりの自衛対応が必要ですし、このような環境を受け入れられる方、共存のスタンスの方に、来島して欲しいと思います。

目指したいイメージ

① 現状

 5月に約800坪の土地を取得し、6月に敷地内にあった建物を補修しました。とりあえず、トイレとお風呂を綺麗にし、エアコン、テレビ、冷蔵庫等を備え付けましたので、生活に支障はなく、半自給自足生活は、とても快適です。

 買った時に、2DKの平屋建建物、同程度の2階建建物、倉庫の3棟ありましたので、平屋建建物と2階建建物の屋根を修理しました。

 

 車等の騒音は一切なく、聞こえてくるのは、虫、蟬、鳥の鳴き声と波の音で、人工的な音は、時に、船の汽笛の音が響くくらいです。

 

 軽量タイプのPAで、結構な音量でギターを弾いてみたところ、一番近い民家に音が届くことはなく、騒音問題はまず大丈夫という感触でした。

 何度か友人を招き、バーベキュー、釣りなどを楽しみ、また、海で泳いだりもしましたが、十分、楽しめる感じです。都市部と1km程度しか離れていないので、砂浜にかなりの生活ゴミが流れ着きますが、思ったより海も綺麗です。投げ釣りで、キス、ベラ、ハゼ、チヌなどが釣れます。

 

 果物の苗を20本以上植えましたが、雑草に覆われながらたくましく育っているようで、3~5年で収穫できるかと思います。野菜は、比較的簡単なトマト、オクラ、ゴーヤを植えてみましたが、無事に収穫でき、ひいき目で美味しいと感じました。

 

② スタジオの建築等

  現在、スタジオ用建物の設計、見積りの最終段階です。10月に着工、年内に概ね完成目途、細かい部分を含め、遅くとも来年3月完成の予定です。約80㎡の屋内スペースは、奥にカウンターキッチンとトイレを2個つくり、残りのスペースは、ライブスタジオ、リビングなど、何にでも対応できるオープンスペースを確保します。また、海側に、窓を広く取り、約40㎡のウッドデッキを造り、バーベキューやくつろぎのスヘースとして、また、将来的に、前面海側の土地の雑草を刈り、芝生を植えたら、屋外ライブ用のステージとしても利用できるスペースとしたいと思っています。

 興味のある方は、是非、この建物が建った後に遊びに来て欲しいと思います。

 

③ 将来的なイメージ

 このスタジオ用の建物が完成すれば、ここのイメージも随分変わるかなと期待しています。

 幸いにも、今のままで、何とか食べていける状態で、ここまでは自己資金、余裕資金でまかなえ、維持していける状態です。ですから、無理をせす、気の合う仲間と個人的な趣味を楽しむためのスペースとして使いたいという思いもあります。一方で、限られた残りの時間で何かを残したい、成し遂げたいという思いも強いです。50歳代という年齢を考慮すると、正直なところ、手を広げ過ぎて、身動きがとれなくなるかなっていう不安もあります。ですから今後、どのように使い、何をしたいかは、とりあえず、建物が完成してから、ゆっくり考えたいと思っています。音楽好きなので、ライブハウスをやりたいという思いは、私の理想、願望というレベルなので、これから具体的に手堅く検討したいと思っています。

 

 ライブハウスをやるということを前提として、こだわりたいことは

① 立地を生かし、敷地内や前面の海を整備して、野外ライブを楽しめる空間にしたい

② 自己資金で運営、敷地内の果物・野菜栽培・利用、アルバイトの雇用なしなどの工夫で、低価格で長く続けたい

③ 金がないけど夢のある若者を応援したい 

などと考えています。

 

 個人的には、信頼できる仲間がいないと実現は難しいと思っています。趣味として楽しむレベルの仲間は、暇なときに来て、自分のペースで自分が楽しんで帰るイメージなので、沢山できると思います。

 ただ、仕事としてやるからには、自分一人では続くかなって不安があるし、仲間といっても、それぞれが自分の都合や価値観を優先し、自分が楽しむレベルの人が集まっても、仕事としては成立しないのも当然です。仕事としてやるからには、相応の覚悟、厳しさ、自己犠牲やルールや約束を守る等の基本マナーなども必要で、この点が一番難しいと思っています。勿論、私の想いを理解し、的確に動いてくれる人もいますが、そのレベルの人は限られ、仕事としては組めないなと感じる人もいます。

 音楽好きな人が集まって自由に演奏して楽しむという単なる場所の提供としてのライブハウスには興味はないし、演奏で来場者からお金を頂くというプロのレベルは、自分を含め、軽く考えるべきものではないと思っています。

 税務署に30年勤めて、事業の失敗例を沢山みてきましたが、一見すると、失敗の原因が資金難という例が多いように見えて、実は、そもそもの原因は、結局人なんだと感じることが多かったです。やるとすれば、この点は、シビアに見極めたいと思っています。